2009.01.12

総合的な学習の時間の新たな展望

2008shiryo12 文部科学省教育課程課編集の「月刊 中等教育資料 2008年12月号」-特集 総合的な学習の時間の新たな展望-[(株)ぎょうせい発行]の黒上晴夫先生@関西大学教授の論説で,第28回全日本教育工学研究協議会全国大会栃木大会(2002)で発表した助光中学校時代の実践を取り上げていただいた。

 中学校1年生の「総合的な学習の時間」で,地域の庄内川を対象にした学習「庄内川プロジェクト」を核にして,年間4回のプロジェクト学習と,プロジェクトの流れと並行して,ポスター作りや3分間スピーチに重点を置いたプレゼンテーションスキル学習「表現基礎」を設定した。
 当時,最も念頭に置いたことは,スパイラルなスキルアップ。「課題設定→情報収集→整理・分析→まとめ・表現」とPDCAのサイクルを意識して,年間に数回の探究サイクルを積み上げることだった。また,これに並行して,プレゼンテーションスキルを育てる学習を設定したり,社会科や国語科,技術家庭科などでの機器操作やインターネット利用な関する指導を進めたりした。

 今回の黒上先生の論説では,1年間の流れが紹介されているが,この実践は3年間の探究的なプロジェクト学習が継続し,卒業時の「卒業制作プロジェクト」で完結している。行事としてどの学校でも実施されている宿泊野外教育,修学旅行,職業体験活動なども,別々のイベント的行事に終わらせるのではなく,1年間なり3年間の探究サイクルを意図的に組織して指導計画を立てることによって意味のある探究的な学習を進めることができる。
 「習得,活用,探究」という新学習指導要領の新しい概念。探究場面となる「総合的な学習の時間」のスムースな実施につながると思う。黒上先生には,新学習指導要領に関連して「総合的な学習の時間の新たな展望」というこれからの方向性を示す論説の中で,2002年の実践を評価していただき,とても感謝している。当時は,学年の先生方と試行錯誤で進めてきただけに,その方向性の正しさを理解していただけたことは,素直に喜びたい。

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2004.06.09

メディアとのつきあい方学習

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 静岡大学の堀田先生の新著,「メディアとのつきあい方学習」が手元に届いた。5月の連休前に原稿を書いていた堀田先生を思うと,なんと速い出版!佐世保の事件以後,インターネットやメディアについての議論がされている。タイムリーな出版となったように思う。この著書,全国の豊富で進んだ実践をもとに書かれている。教師はもちろん,一般にも正しいメディア教育観を伝える一助になってくれるとおもう。

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