2006.01.23

メディア・リテラシィとリーガル・マインド

 メディア<マスコミ>から大きなニュースが伝わってくる。「耐震偽装・BSE・ライブドア」が「3点セット」として取り上げられている。「堀江社長逮捕」で、民放では特番が組まれ、拘置所へ移送される車列を、パパラッチのごとく追いかける映像が流されている。
 こうした中で、中日新聞(東京新聞)1月23日付け夕刊5面の「社会時評」の論説が目にとまった。作家でジャーナリストの日垣 隆氏の「もっと教養を!~風説の流布に惑わされるな~」では、マスコミによる報道について一石を投じている。
 ライブドアについての報道について、「深刻な被害者がいる凶悪犯罪でもなく、しかもまだ容疑の段階であり、近代国家では推定無罪が大原則」であり、「証券取引法第158条<風雪の流布、偽計・暴行、脅迫の禁止>では、これまで実刑判決が下りたことがない微罪」であると日垣さんは述べている。ちなみにこれに対する罰則は、第197条第7項「五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科 」。微罪であるかどうかは、まだ判断出来ないけれど、今回の逮捕容疑が「証券取引法違反」であることから、「マスコミを通じた検察のPR」こそ、「まさに『風説の流布』そのものではないか」という主張になぜか納得した。
 僕は、ライブドアについては利害関係もなにもないので弁護する気も追求する気もない。しかし、日垣さんが言うように「ライブドアに関する捜査では、証券取引におけるルールを知らなければ、とても是非を判断できない」のであって、錬金術が云々とか被疑者の性格や日頃の態度が気にくわないという議論は、的を得ていない。社会的に影響が大きいには違いない。だからこそ、冷静に、メディアを読み解く力であるメディアリテラシィと、法的な思考力であるリーガル・マインドが必要だという日垣さんの主張に共感してしまう。
 昼間のワイドショーを含めた今回のマスコミの騒ぎ方には、かつての「松本サリン事件」でマスコミが犯人扱いして問題になった河野さんのことを思い浮かべてしまう。

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2006.01.13

七海ちゃん

 このままでは余命2ヶ月たらずの赤ちゃん<七海ちゃん>が海外腎臓移植というニュースが流れた。
20060110-helpnanami_1先日、マイアミでの小児多臓器移植の成功が伝わったばかり。15歳未満のドナーが認められていない日本では、小児の臓器移植ができないので、外国での移植に頼らざるを得ない両親の苦悩を感じる。多臓器移植で1億3000万円、小児腎臓移植でも9000万円かかるという。もう少し、勉強したいと思い、AMAZONで移植関係、海外移植事情関係の図書を検索して何冊か注文した。4月までの静養期間で、この分野の知識や視野を広げるために勉強をしてみたい。

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2005.11.11

透析医療

 透析日は,TVのニュースを見る時間が長い。そんな中でも,透析についてのニュースは,とても珍しい。今日の,「透析の医療費の負担が,所得によって,倍増する」というニュースには,ガックリ。
 透析医療が必要な患者は,「治る」ことがない。腎臓そのものが萎縮したり,昨日廃絶したりしてしまう。そのために,”障害”として認定されている。たとえ,移植ができたとしても,免疫抑制剤がなくては,生きていけない。また,常に,拒否反応や感染症による移植腎の廃絶の恐怖に,直面している。移植後も,やはり障害者だ。
 かつては,「お金の切れ目が命の切れ目」と言われていたほど高額な医療費の負担があったという透析医療だけれど,現在では,特定疾患に指定され,月額最高1万円の負担で済むようになっている。
 自民党の試案では,一連の改革の一環として,月額2万円に負担を倍増させるという。”たった”1万円の増額かもしれない。でも,すでに,総選挙後に,あっという間に成立してしまった障害者自立支援法で,透析患者を含めた障害者全体の自己負担額が,増大することになっている。
 誰にとっても,今は健康でも,いつ障害者になるとも限らない。現実に,僕自身も,2年前に突然,「1級身体障害者」に変身した・・・弱い立場に,しわ寄せがくる日本の「行政改革」「医療改革」は,本当の「改革」なんだろうか・・・

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2005.09.25

愛・地球博閉幕

expo2005 愛知万博が,今日で185日間の幕を閉じる。あと2時間半,まだ未使用の入場券が1枚有る。最終日の今日,どうしようか最後まで迷ったけれど,あの25万人入場の日に出掛けた様子を思い出して,ついに,行く気になれず,チケットだけが残ってしまった。4600円,安くはない・・・
 2200万人越えの入場者数に,「大成功!」という評価が,一般的だけど,2回の生徒引率と,1回の個人的な入場の3回で,入ったパビリオンは6つか7つ。企業パビリオンは,ワンダーサーカス電力館,三菱未来館「もしも月がなかったら」,マンモスラボの「冷凍マンモス」だけ。それも,読売新聞ジュニア特派員の引率で,優先入場・・・。会期後半は,どこも3時間~8時間も並ぶ必要があって,諦めざるを得なかった。トイレ待ちに45分とか,食べるに食べられないレストランの混雑などを考えてみれば,明らかにキャパシティ・オーバーの状態。パビリオンの数や会場の広さから,せいぜい5万人程度が,適切な入場者数のような気がする。
 並ばずに見るための工夫であるインターネット予約は,プロに占領され,プロがソフトウェアやマンパワーで得た整理券が,ネットオークションで売られる始末。入場券に埋め込まれたICチップは,いったい何に使われたのか・・・など,検証が必要なことも多い。まあ,お祭りとしては,多くの入場者を集めたことから,成功と言えるのかも知れないが・・・
 残った入場券を見つめながら,恨み節が出てきてしまった。

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2005.09.22

緊急着陸

 夕方のトップニュース,jetBlue Air Ways の緊急着陸にびっくり。何度もお世話になったLAX(ロサンゼルス国際空港)への着陸。緊急着陸の画面に釘付けになりながら,今度は,いつ行けるかなと思った。
 jetBlue Air Ways は,新任校時代の教え子のYumikoさんが,つい最近,転職した航空会社。彼女,アメリカ国内線のMidway Air から,DELTAにヘッドハンティングされたと思っていたら,今年の7月に国内線格付けトップのjetBlue Air Ways にヘッドハンティングされた。Midway Airは既に倒産し,DELTAも先日,経営危機が報じられた。彼女,よく分かっていて,転身したらしい。子育てしながらも,すっかり,アメリカのビジネス社会にとけ込んだようだ。彼女は,アトランタから,Salt Lake Cityに引っ越しし,先日,「jetBlueに変わりました!」と電話をもらったばかり。大きな事故にならなくて良かった。

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2005.09.08

ボイスボックス

 ボイスボックスとは,NTT西日本のセンタ番号にダイヤルして,センタからの音声ガイダンスに従って,メールボックス番号や暗証番号等をダイヤルすることにより,メンバー間でメッセージの録音や再生等ができるサービス。
 災害や緊急の連絡用に,名古屋市内のほとんどの小中学校で,利用できるようになった。ところが,昨日の台風14号・・・利用しようにも,回線が混雑していて,なかなか繋がらなかったという話がいくつか耳に入ってきた。妻の1年生のクラスの保護者からも連絡帳で「繋がらなかった」と報告があったという。災害時の「頼りの綱」にするためには,「ボイスボックス」も一工夫必要だなと思った。また,同時に,複数の緊急連絡システムを事前に構築しておく必要性を感じた。

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2005.09.04

自然の叡知

 愛・地球博のメイン・テーマである「自然の叡知」。僕は,人類の力では及ばない自然の素晴らしさ,これが「自然の叡知」だと考えている。
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 2度もでかけて感動したアラスカの大氷河。マッキンリー山麓の自然の素晴らしさ。カリフォルニア,セコイア国立公園のセコイアの大木。「人間って小さいなぁ。自然ってすごいなぁ」と,感じてしまう。こんな自然を,人間の行為によって,簡単に壊されてしまってはいけないと,感じてくる。「自然の叡知」を感じれば,自然に「環境」の大切さが沸いてくる。そんなテーマを持った「愛・地球博」には,とても期待したし,「果たして,テーマが表現しきれるか」という疑問も持っていた。
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 この機会に,子ども達にこそ,真の「自然の叡知」を体感させ,真の意味で自然環境の保全について考えていかせる必要があると思う。ゴミの分別,リサイクルも必要だけれど,それだけで「環境保護」を自己満足して欲しくはないなぁと思う。

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2005.08.04

万博ジュニア特派員

 読売新聞ジュニア特派員のプログラムで,生徒を万博引率。今日は,1年4組。午前7時45分に学校を出発。北ゲートの北側にある愛知県立大前でバス降車。午前9時,北ゲート前に到着。ゲートは,すでに1時間待ちだったけれど,スタッフ用のゲートから入って,「ワンダーサーカス電力館」へ。初めの生徒ばかりで,歓声をあげていた。その後,「三菱未来館」へ。いずれも,待ち時間なし。三菱未来館から出てきたら,75分待ち。待ち時間ゼロは,快適だった。首から下げた,「記者証」のおかげかな。
 この後の,国連館とアンデス共同館が取材の対象。国連館では,国連WFP協会が,2005年7月24日(日)から8月13日(土)まで,UNパビリオン館内シアターで,写真と展示でWFPの学校給食プログラムを紹介する「WFPの食糧援助活動 ~世界の子どもたちに給食を!~」展を開催している。このパネルの見学とインタビューで取材。アンデス共同館では,エクアドルの民俗音楽グループ「マラブ」の演奏を聴いて,インタビューをした。
 その後,グローバルハウスにある,読売新聞のジュニア特派員専用の編集室で,記事作り。一人一人の感想を5分間,記事を15分間でまとめるように指示。担当記者の方からの,「新聞では,どんな良い記事を書いても,時間に間に合わなければ,ダメ!」という言葉が印象に残った。日頃,「待つ」ことが多い教師にとっては,新鮮な言葉だった。生徒達は,指定の時間で完成させた。「やらせれば」やれるなぁと,再認識。昼食後,「見出し付け」と「校正」済ませて,A3裏表の新聞が完成。記事の一部は,明日の読売新聞朝刊にも,掲載される。
 その後,最後にマンモスラボの冷凍マンモスを見学。これまた,待ち時間ゼロ。なかなかハードな1日だったけれど,普通では体験できない貴重な体験だった。
 

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2005.07.09

ブログ出版完成!

blog20050709 先日注文したブログからの出版本が自宅に到着!世界にたった1冊の貴重な?本が誕生。自分一人で,自画自賛。2004年2月から2005年6月までの1年4ヶ月の日記帳。消えてなくなるインターネット上の自分が,印刷された形で残ることは,まんざらでもない。内容は・・・,このBLOGの「近況報告」そのものなのだけれど・・・

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2005.07.07

ロンドンからのメール

 先ほど送ったHeidiへのお見舞いメールに,すぐ返事が来た。ニュースでは,益々多くなっていく被害が報じられている。
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成田先生
優しいお言葉をありがとうございます。

 幸いにオフィスの人はみんな無事ですが、恐ろしい事件に驚いています。通勤の時に電車の遅れでいらいらしていましたが、すこし時間がたてばいつもの遅れとは違うことだと明らかになりました。BBC のウェブサイトを見ながら、ニュースを得ようとしています。でも、まだ正確な情報がないようですね。イスラム系のテロだと思われるだけです。

 ロンドン人にとっては、一番気になっていることは今晩どう自宅に帰れるかです。地下鉄、バス、電車などは統べて停止中です。ブレーア首相は現在ロンドンに向かっているようですが、G8は予定通り実施するとのことです。ロンドンは依然アイランドのIRAのテロの経験もありますが、今回の事件にまけないと思います。来週(あしたでも)からいつも通りの生活にもどるでしょう。

 お陰さまで、今学期のジャパンイギリスライブはとてもにぎやかです。子供たちは本当に交流を楽しめているのを見て嬉しいです。国境を超えてお互いに理解し合えると将来のためだと思います。

Heidi

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Education, Japan 21

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